2010 FCIインターナショナルアジリティー競技大会

5月30日(日曜日)
初の3度にチャレンジのこの日の朝5時30分、携帯の着信音ではっと目覚めた私...。
競技会で待ち合わせしていたみやこさんからの連絡だった。
待ち合わせ時間に起床した我が家は大慌てで支度して出発!

日曜の朝だったので、東扇島東公園に30分で到着。(ホッ...。)

大丈夫かなぁ...

スモールクラスは80頭で、むぎと私は13番目スタート。
リンクの外から設置されて行くコースを見ながら、“やはり3度は難しい...”と。(泣)
検分を終え、コースを忘れないように秘密兵器で復習。

秘密兵器

そして...
JP3

最後の最後で逆跳びさせてしまって失格!!
途中むぎの首が下がり始めたので、これは“匂い嗅ぎ”の前兆だと危機感。
ウィーブでなんとか首が上がったので、最後の2本は油断したのかも...。(反省)

不覚にも肩を落として退場した私に、“なんで褒めないのっ!!”と厳しい一喝。
“あそこまで走ったのにがっかりしちゃダメだよっ!!”と先生。
確かに...。
むぎは頑張って、難しいコースを走ってくれたんだった。
最後に失敗したのは私だった。
失格してガッカリ...。
そして、あと1本だったと悔しさがこみ上げて来たが...。
冷静に考えれば、あそこまで走れるなんて思ってもいなかったこと。
結果は失格でもむぎ的にはクリーンラン☆だったなぁ...と大きな進歩を嬉しく思えた。

9時前にJP3を走り終え、16時少し前の出走となった...
AG3

とうとう...出た!!
スタート前から、クンクンと集中していなかったむぎ。
嫌な予感を払拭出来ないままスタート地点へ。
最初から、いつものスピードがないなぁと思っていたが...。
ウィーブで首が下がり始めたので、またまた危機感。
クンクンと匂い嗅ぎはしたものの、旅には出なかったし、ちゃんと戻ってゴール出来たので◎!!
長い1日、本当に良く頑張ったね♪

JKCの競技会に初めてエントリーした2年前には3度を走る...なんてことは、目標にも出来ない遠いことだった。
3度を走れるだけでもありがたい...ハズだったのに、ガッカリするなんて自分本位だったなぁ...と反省。
匂い嗅ぎも然り...。

むぎの匂い嗅ぎの旅が続いて悩んでいた(凹んでいた?)頃、“(自分は)恥をかかされたくないから競技会には出ない”と言われて絶句したことがあった。
それって犬のせいではないんじゃ???

人それぞれいろんな思いでアジリティを続けているのだとは思うけれど...。
少なくとも私はむぎが匂い嗅ぎの旅に出て戻って来ない時でも、恥ずかしいとは思ったことは一度もなかったので、ずっと違和感が残っていた。
一緒に走れることが楽しいし、幸せだと思えるし、緊迫した(?)リンクの中でむぎと息が合ったと感じられる瞬間の一体感が何より嬉しい。

走っているむぎが主役で私は脇役。
私がガッカリしたりイラッとしたりするのはお門違い。
結果に拘らず、どんな小さなことでもむぎのひとつひとつを褒めて行こうとあらためて決心。

ん? 今のは本心???

今シーズンはあと1回!
いろんな意味で悔いのない走りをしたいなぁ...。